トラックの荷台の扉を開いた状態で走行…

(馬場勇樹カメラマン)
「損傷した高圧電線は、まだそのままになっています」

午後8時半ごろ。場内で高山市の卸売業者の男性が運転する大型トラックが、荷台の扉が開いた状態で走行。このため場内の高架をくぐりぬけようとして衝突し、その衝撃で高圧電線が損傷。市場の広い範囲で停電がおきたのです。

また、消火配管も破損し市場は火災発生の際の対応ができなくなりました。

事故を起こしたトラックは、荷台の扉が開いた状態で走ると警告音が鳴る装置は付いていました。

しかし、運転手は市の聞き取りに対し「警報機のスイッチを切って業務に当たっていた」と話しています。

市場に出入りする同業者に聞くと…

(市場に出入りする業者)
Q.ウイング(扉)を開けて走ることはある?
「ないですね。中でブザーが鳴るので。メーカーが『危ないですよ』と、取り付けているもの。(装置を)切るなんてことは普通はありえない」

岐阜市は現在、運転手の所属する会社に原状復旧を要請しています。