名古屋市は、エスカレーターを利用する時歩かずに立ち止まって乗るよう努力義務を課す条例を制定し、来年10月の施行を目指していることが分かりました。

名古屋市はエスカレーターの事故を防ぐため、利用する時は歩かずに立ち止まって乗るよう努力義務を課す条例を制定する方針です。

条例案にはエスカレーターの管理者に、立ち止まり利用するよう周知を義務づける内容も盛り込まれています。

名古屋市は来年2月の市議会に条例案を提出し、10月の施行を目指しています。


名古屋市で制定されれば全国で2例目、政令指定都市では初めてとなります。去年、名古屋市内のエスカレーターの事故で救急隊が出動した件数は133件となっていて、市の担当者は「条例の制定によりエスカレーターの安全利用の周知に努めたい」と話しています。