国の救済制度に頼ろうと書類集めに2万円

篠原さんが今頼ろうとしているのが国の救済制度。ワクチン接種と体調不良との因果関係が否定できないと判断されれば、医療費や死亡一時金が支給されます。この制度を篠原さんが知ったのは先月のこと。どの医療機関でも教えてもらえず、慌てて申請を決めました。
(篠原信彦さん)
「これが3医療機関分ですね。取れるものだけ取ってきた」

申請にはカルテや診断書など大量の書類が必要で、3つの医療機関だけでも相当な量。集めるのにかかった費用は2万円近くに上ります。
(篠原信彦さん)
「(残りの書類を全部集める)そこからがスタートかなというのは思う。この制度で承認されたとしても、症状が良くなるわけではないので。いつ治るんだろうっていうのが正直なところで、どうしたらいいのかなというのが、ずっと思っていることですね」
国はワクチン後遺症を公式には認めておらず、原因究明も治療法の研究も進んでいないのが現状です。