【プロジェクト2日目】巣箱を開けると…
●翌日:4月24日
(桜沢予報士)
「どうでしょうか、完全防備。ちょっとの隙間でも入ってくるらしいから、ぎゅっと閉めないといけない」

ミツバチたちにとって朝は1日の中で最も活動的な時間帯です。ミツバチにストレスが溜まらないよう、さっそく巣箱を開けることにしました。
(桜沢予報士)
「じゃあ、その出てくる瞬間を抑えたいと思います。それでは、参りましょう。3秒前、2、1…オープン!」
「出てきました。出てきました。巣の中からたくさんのハチが出てきました。じわじわじわじわと、飛んでいきます。私たちの周りにもハチが、うゎー、縦横無尽に飛び回っております」
働きバチは早速蜜を探しに行きます。巣箱の中はどうなっているのかというと...

(桜沢予報士)
「うわー、来ました!うおぉ、すごい!」
セイヨウミツバチはメスが「働きバチ」で全体の9割を占め、オスは繁殖以外何もしない存在なんだそうです。
(水野晶夫教授)
「働きバチって寿命がだいたい40日ぐらい。1か月から40日ぐらいしかない。最後の10日間から1週間を蜜に採りに行く形になる」
そして…
(水野晶夫教授)「女王バチいました!緑のマーキングあるやつ」
(桜沢予報士)「ああ、ちょっと大きい。お尻が大きい!これが女王バチ!」

約1万匹のミツバチを従える1匹だけの女王バチです。巣箱の中には小さな六角形の集まりの「基礎シート」を入れ、それを足掛かりに巣を作り、産卵・育児・蜜の貯蔵が行われるのです。

この時期は、ミツバチが爆発的に増えることから、蜜を集めるための巣枠を上の段に追加することにしました。