ことし1月に惜しまれつつ引退した「ドクターイエロー」。その車両の一部が「幸せを呼ぶ」あるものに生まれ変わることが分かりました。

ことし1月、老朽化のため引退した新幹線のお医者さん「ドクターイエロー」。東海道・山陽新幹線の線路の歪みや電気設備を点検する検査専用の車両です。走る時間は時刻表に載っていないため、めったに出会えないことから「見ると幸せになる」と言われています。

約24年間、新幹線の安全運行を支えてきたJR東海のドクターイエロー。引退後は、意外なものに形を変えて私たちの近くに戻ってくることがCBCの取材で分かりました。

(JR東海 事業推進本部 林大介さん)
「ドクターイエローの破片が入った、お守りという形で商品化して、広く商品をお届けすることで感謝の気持ちをお伝えできるのではないかと」

なんと実際に運行していたドクターイエローの塗装部分を砕き、その小さなかけらを入れた「お守り」が登場するのです。

(JR東海 事業推進本部 原田知直さん)
「入社して20年くらい。ドクターイエローの破片をとる仕事をするとは思っても見なかったので、感慨深いものがある」