指導によって“クセ”を自覚…安全運転につなげる

(西葛西・井上眼科病院 國松志保 副院長)「赤い点が先ほど患者さんが見ていた所」

赤い点はドライバーが運転中に見ていた所です。

(西葛西・井上眼科病院 國松志保 副院長)「大野記者は左右にはよく動いてるが、右上(が多い)」
(大野和之記者)「右が多そうな感じがしますね」

指導によってクセを自覚してもらい、安全運転につなげます。國松医師は全国に「運転外来」を広げる活動を行っていて、名古屋の東部医療センターが国内では4か所目、東海地方では初めての開設です。

(名古屋市立大学医学部附属東部医療センター 野崎実穂 医師)
「視力もいいし事故を起こしたこともない。自身がある方にも必ず気付きがある。自信があると思っていても、ぜひ一度体験してもらいたい」

70歳以上の9人にひとりが緑内障といわれています。この運転外来は毎週火曜の午後1時からで予約制です。対象は視野障害があり、かかりつけの眼科医からの紹介状がある人です。

ドライビング・シミュレータを使うことに伴う特別な費用の負担はありませんが、その前に、数種類の視野検査を受けることになります。この視野検査の費用や、初診料、一般診療などの費用は保険診療内でかかるということです。