なぜダビング専門店に?

名古屋駅地下街にあるタッグアルファ。ビデオテープをDVDや動画データにダビングする専門店です。社長の山口さんはこのサービスを始めて約20年。

(タッグアルファ 社長 山口直人さん)
「しょっちゅう見るものではないけどね。月日が経てば経つほど見るときは面白いかもしれない」

まず訪れたのは、愛知県豊田市に住む60代の男性。この店には5年前から通う常連です。

(タッグアルファ 山口社長)「この前、5つ預かったんですけど、16番のテープが(途中で切れて)後半はダメでした。再生するとちょっと映りかけるけどだめ」

(愛知・豊田市在住 60代男性)「テープは良いものを使っていたつもりなんだけどなぁ」

ボランティアで地元の矢作川の清掃活動を長年行ってきたという男性。テープを持ち込み始めたきっかけは、これまでテレビなどで放送された矢作川の映像を若い人たちに見てもらおうと思ったから。

(愛知・豊田市在住 60代男性)「環境教育などに携わっているので、昔の映像がないとスタートがわからない。やっぱり記録ビデオは後々の人に残しておきたい」

でも、最近持ってくるテープは川の映像ではなくなっているそうで…この日持ち込んだテープには、かわいらしいネコが映っていました。

撮った本人も忘れてしまっている何気ない瞬間が残っているのもテープの魅力です。

続いて訪れたのは、初めて依頼したという50代の女性。持ち込んだテープは50本以上。