“ギャルの聖地”近鉄百貨店名古屋店も閉店へ
一方、「近鉄パッセ」の愛称で親しまれる近鉄百貨店名古屋店。
今から59年前の1966年に「東海ストア名古屋店」として開業。1998年に改装し「近鉄パッセ」となってからは最先端のアパレルや雑貨店などで若い女性客の心をつかみ“ギャルの聖地”とも呼ばれました。

再開発に伴い、近鉄グループでは新たにできるビルでホテルや商業施設の事業を展開することを検討していましたが、建築資材の高騰などを理由に断念。グループや外部の企業が入るオフィスとして活用する方針です。
期待が高まる再開発計画ですが、もともとは別の再開発構想が示されていました。2017年に、高さ180メートル、南北400メートルにわたる「巨大な壁のようなビル」に建て替える構想が打ち出されましたがその後、新型コロナの影響で業績が悪化したことなどを受けて計画を再検討。

今回の計画発表に至ったのです。しかし、再開発にはさらなる逆風も。それは、建築資材の高騰や人手不足の問題です。こうした難題を抱えるなか、今後の再開発計画をどう進めていくのでしょうか。
名鉄は、ビルに入るホテルのブランドやフロアの内訳など、再開発の詳細な情報については順次発表していくとしています。生まれ変わる、名古屋の玄関口。これからも注目です。
