アスファルトを流し込んだ後は…手作業だった

(NEXCO中日本 名古屋保全サービスセンター・隅田さん)
「これが、剥き出しの床版(しょうばん)」

床版は車両を支えるのに重要なコンクリートの床部分で、現在は雨水などの影響で傷んだ場所の補修作業を進めているとのこと。

(NEXCO中日本 名古屋保全サービスセンター・隅田さん)
「雨による影響を少しでも予防するために、水が浸透しにくいものを含めた材料を作って施工している」

現場で舗装していたのは、雨水から床版を守る防水成分を含んだアスファルト。水が染み込みやすい透水性アスファルトと床版の間に、防水性が高いアスファルトを舗装することで、路面に水が溜まるのを防ぎがなら、床版を守って排水しているのだとか。

アスファルトの舗装は、温度が重要。クッカー車によってアスファルトの温度を195℃程度に保ちながら運搬しているそう。

床版に防水アスファルトを流し込んだら、その後は手作業。道具を使い、厚みをそろえながら平らにならし、気泡を潰していきます。

防水アスファルトを舗装した後は、その上に透水性アスファルトを舗装し、最後に白線を引いたら工事完了。この作業を10日間の集中工事で2車線分、約2kmの道路を施工します。

高速道路が人の緻密な作業で造られていることを感じた2人は、感心しきりでした。