「火の粉がかなり遠方まで飛散」
当時の映像を改めて見て、名古屋市消防局の西尾尚洋さんはこう振り返ります。
(名古屋市消防局消防課 西尾尚洋さん)
「赤外線カメラでは細かい火の粉まで確認が可能になる。通常の建物火災よりもかなり遠方まで飛散している。乾燥していたことで、この規模の火災に発展した可能性がある」
この火事の直前、名古屋市内で観測された最小湿度は24%。空気はカラカラに乾燥していました。

乾燥注意報の際は消防車を1台増やして対応
名古屋市では乾燥注意報が発表されると、「飛び火警戒」のため、消防車を1台増やし、2次被害の防止に努めているといいます。
(名古屋市消防局 西尾さん)
「付近で火災が発生している場合は、火の粉による着火を防止するためにも、屋外の洗濯物や、燃えやすい物を屋内に入れていただきますようお願いしたい」
