ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、全国100万キロ以上の道を巡ってきた道マニア歴27年の鹿取茂雄さんが、岐阜県の柳ヶ瀬エリアを探索します。
金津遊郭から発展した西柳ヶ瀬「スタープレイス柳ヶ瀬商店街」

鹿取さんと一緒に旅をするのは、写真家・河合莉子さん。前回、岐阜駅前の繊維問屋街の道から歴史を紐解いた2人は、“西柳ヶ瀬”と呼ばれる「スタープレイス柳ヶ瀬商店街」へ。
(道マニア・鹿取茂雄さん)
「『柳ヶ瀬』と言えば金華橋通りの東側が一般的だが、今日は西側の『西柳ヶ瀬』を巡りたい」
昔から岐阜の経済を支えてきた柳ヶ瀬。明治21年に造られた金津遊郭を礎とし、最盛期は“東海一の歓楽街”と呼ばれるほど栄えました。
しかし現在、金華橋通りの西にある西柳ヶ瀬は、日本一のシャッター街と言われるほどに衰退。そんな西柳ヶ瀬を巡りながら、知られざる歴史を紐解きます。
(道マニア・鹿取茂雄さん)
「金津遊郭ができた明治時代から、本通りの位置はほぼ変わっていない。遊郭から今日の商店街に至るまで、発展の中心をずっとこの道が担ってきた」

最盛期には柳ヶ瀬一帯に劇場や映画館が12棟、キャバレーが11店舗、BARは300店舗以上も存在していたと言われています。柳ヶ瀬の商店街は、他ではあまり見ない特徴があると言う鹿取さん。
(道マニア・鹿取茂雄さん)
「柳ヶ瀬は、全部にアーケードがある。これは、全国的に見ても非常に珍しい。アーケードの有無で、街の雰囲気も道の状態も変わる。アーケードの影響はすごく大きい」