新型コロナワクチンの接種後に起きた体調不良、その救済制度について、関西の名門私立大学の教授がその問題点を講義で取り上げていると言うのです。
以前取材した寝たきりの女性教諭にもある変化がありました。

(大石アンカーマン:以下大石)
「兵庫県西宮市にある関西学院大学に来ています。
こちらでコロナワクチンに関するある講義を行っている教授がいらっしゃいます」

(関西学院大学 安岡匡也教授)
「速やかに補償する仕組み、つまり本人が症状を訴えたときに、しっかりと診察をしてもらえる仕組みをつくらないといけない」

兵庫県西宮市にある関西学院大学。1月はじめ、経済学部で行われたある授業です。

(関西学院大学 安岡匡也教授)
「救済制度を申請する場合、受診証明書とカルテを病院に請求するんですね。しかし体調不良でそんな書類なんか集められない。体調不良の中、なんとか頑張って病院へ行ったとしても(病院はカルテを)出し渋る。つまり書類が揃わない。そういった問題もあるんですね」

安岡匡也教授は、社会保障制度に関する講義で新型コロナワクチン接種後の体調不良に関する救済制度の問題点を指摘しました。

安岡教授はその問題点を身をもって感じている一人です。