本巣市の中洲に架かる“謎の吊り橋”を調査

続いては、鹿取さんがずっと気になっているという、本巣市の吊り橋へ向かいます。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「最大の謎だと思っている。なんの目的の橋なのか調べたい」

2人が訪れたのは、県道255号の近くを流れる川沿い。目的の場所に行ってみると、現れたのは状態の悪い吊り橋。橋の入口には進入禁止の案内があり、渡れないようになっています。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「この橋は、渡った先が対岸じゃなく、川の真ん中にある中洲に行くためだけの橋。橋では対岸に渡れない」

この橋は対岸まで繋がっておらず、中洲までしか行けないことが謎だと感じている鹿取さん。一体何のために造られたのか、解明するため周辺で聞き込みすることに。

近隣の方の話によると、少なくとも80年以上前にはすでに吊り橋が存在。1965年、中洲とその周辺にキャンプ場ができる際、古くなっていた吊り橋を新しく架け直したそう。

キャンプ場との往来に吊り橋が使われましたが、キャンプ場が閉業した10年ほど前から使われなくなり、今の朽ちた状態になったとのこと。

また、中洲の北側にはかつて田んぼがあり、中洲から北側の対岸まで陸地が続いていたそう。しかし、伊勢湾台風によって田んぼが全て流されてしまい、その場所に川の水が流れ込んだままになり、中洲ができて今の地形になったとのことです。

11月5日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より