煮沸での減少はほとんどない…「浄水器、特に活性炭などが選択肢に」

PFASについて研究している京都大学の原田浩二准教授は。
(京都大学 原田浩二 准教授)
「地下水であれば、水源にはかなり上流から流れてきているということなので、遠い所にある施設でPFASが使われて徐々に流れてきたということも考えられる。周辺の井戸水も調査していって、上流がどこにあるのかを特定する必要はある」
現在1リットルあたり50ナノグラムの目標値を海外の基準並みに下げるべきだとも話します。

(京都大学 原田浩二 准教授)
「PFASについては煮沸での減少は、ほとんどないと考えていいです。まずこれは行政として、しっかり元の所で対策して濃度を下げていくことが必要。より下げたいということであれば、各家庭においては浄水器。特に活性炭など、ある程度PFASを除去できるということが分かっている物を使うことも選択肢にはなる」
水道水の希釈が始まるのは来年4月。それまで住民の不安とどう向き合うのか。
岩倉市にとって待ったなしの課題です。