日本球界「現役最年長」、中日ドラゴンズの福留孝介選手(45)。今シーズン限りで現役を引退することになり、8日午後に、名古屋のバンテリンドームで行われた引退会見で思いを語りました。
(今季限りで現役引退 中日ドラゴンズ・福留孝介選手)
Q.引退のきっかけは
「やっぱり気持ちの面は一番大きい」
Q.やり残したことは
「(ユニホームを)脱ぐと決めたんで、あまりやり残したことはない。スッキリしています」
Q.立浪監督に対して
「PL学園の先輩 立浪監督はやっぱり最初から最後まで憧れの存在。最後、力になれなかったことが、僕自身の悔しさとしてある 」
Q.今後野球界では?
「これだけお世話になったので、自分を必要としてくれるのであれば、少しでも、微力ながらでも何かやっていけたらと思う」
Q.名古屋のファンへ
「もうアツい地域ですし、やっぱりドラゴンズが好きな方々は本当にたくさんいて、野球選手として大きくさせてもらったし、それを温かく見守っていただいた。名古屋のファンの方々には、感謝の一言『本当にありがとうございました』」
福留選手の引退発表に名古屋の人は…
(10代・大学生)
「試合の中でもターニングポイントでしっかり打って得点を決めていた」
(50代・接客業)
「いろいろなことを経験しているから、ぜひドラゴンズに戻って、コーチや監督をしていただきたい」
ドラフト1位で、1999年にドラゴンズに入団した福留選手。1年目からレギュラーとして活躍し、その年のリーグ優勝に貢献しました。
その後、2度の首位打者、4度のベストナイン。リーグ優勝を果たした2006年には、リーグMVPに輝くなどドラゴンズのみならず、日本を代表する選手として活躍しました。
2008年からはメジャーリーグ、阪神タイガースでプレーをした後、去年からは再びドラゴンズのユニホームに袖を通した福留選手。
(中日ドラゴンズ 福留孝介選手)
「『勝つ』ということでファンの皆さんに恩返しできればいいかなと思います」
主に「代打の切り札」として活躍を見せる傍ら、次の時代を担う若手へのアドバイスも積極的に行うなどチームの底上げに貢献しました。
日米通算2450安打、記録にも記憶にも残るスラッガー福留孝介選手が24年の現役生活にピリオドを打ちます。