追究するのは「理想」の滑らかボディー

0系と比べ、さらに複雑な形となったこのボディーは、3Dデータを用いた機械加工で生み出されます。

しかし、溶接などの仕上げを行うのは今も「人の手」です。

先頭車両の溶接には特に繊細な技術が必要なため、担当するのは豊川製作所に180人いる溶接作業員の中でも、わずか5人。

(日本車輌 立川康史さん)
「(先頭車両は)電車の顔なので誇りに思います。きれいな先頭を作りたいという目標があるが、なかなかいつも出来が微妙に違う。手作業なんで」

アルミ合金のボディーを、白と青で塗装していきます。浮かび上がったのは青いライン、美しい直線です。

しかし、まだ完成ではありません。最終検査が待っているのです。