中部電力が銀行と連携し新たな金融サービス事業に乗り出します。電力会社がなぜ銀行と?
中部電力が新たに参入するのは「畑」の異なる銀行代理業。1日、GMOあおぞらネット銀行と委託契約を締結しました。
これにより、中部電力ミライズの顧客である法人や個人事業主が、会員向けの専用サイトから、GMOあおぞらネット銀行の口座を開設できるように。
最大のメリットは振込手数料の「お得感」。通常145円の振込手数料が、130円になるんです。
(中部電力事業創造本部 柳川博康部長)
「エネルギー事業以外の分野で、何かサービスをやっていく中で、金融サービスがなかったので、そこを補う。絶対今後も必要だという観点で取り組んでいる」。
実は、電力会社の枠を超えた取り組みはほかにも…。
情報ネットワークを活用した「高齢者の見守りサービス」や「学校連絡網」、「オンライン診療」など暮らしに役立つサービスに力を入れているんです。
(中部電力事業創造本部 柳川博康部長)
「エネルギー事業以外の分野で、成長分野や新しい領域の模索に取り組んでいる。ビジネスモデルの変革に取り組み、持続的に成長していきたい」
新型コロナの感染拡大や、燃料費の高騰で厳しさを増す電力事業。従来のエネルギー分野にとどまらない新サービスで新たな顧客の掘り起こしを目指します。