日本でも10分間50ミリの雨は観測 求められる備え

豪雨では、前が見えず歩きにくくなり、話が思うように伝わらなくなる。普段当たり前のようにしていることができなくなるのです。
(1時間300ミリの豪雨を体験した女の子)
「大雨の時に長靴をはくと、長靴の中に水が入って重くなって逃げにくいことが分かった」
他にも体験した人からは「人や車が見えなかった」「水たまりの深さがわからず、小さい子ども連れだと怖い」という感想が寄せられました。
日本でも10分間に50ミリという豪雨はたびたび観測されています。6倍すると1時間300ミリ。恐怖は私たちの生活のすぐそばに迫っています。

(防災科学技術研究所・酒井直樹研究員)
「今みたいな雨(1時間に300ミリの雨)が降る可能性はある。地球温暖化の影響かどうか定かではないが、明らかに雨の降り方は変わってきている」
豪雨の中では、避難所に行くことすら危険です。桜沢気象予報士によると、1時間に300ミリの雨が降るという予報はできないそうですが、50ミリ以上の予報はたびたび出ているので特に注意してほしいと言うことです。

豪雨では、断水・停電・浸水に対する備えが必要。備えの例として、お風呂の水をためておけば断水対策になりますし、携帯の充電を満タンしておけば停電対策になります。
これから台風シーズンに入るため、より一層の注意が必要です。
CBCテレビ「チャント!」8月22日放送より