中部電力パワーグリッドが、法人向けの一部料金を見直しです。
(中部電力パワーグリッド営業部 松尾弘文課長)
「電力市場価格が高騰している状況を考えると料金水準の上昇が見込まれる」
中部電力パワーグリッドが9月からの見直しを発表したのは、「最終保障供給」と呼ばれる、法人向けの料金です。
これは、企業などが電力事業者と契約を結べない時を想定した、救済措置の一種で、中部電力パワーグリッドによりますと、これまでは標準的な自由料金メニューに比べて、料金を2割高く設定していました。
しかし、このところ市場価格が高騰し、救済措置であるはずの料金のほうが割安となるケースが出ていました。

そのため、中部電力パワーグリッドは、「最終保障供給」の料金についても、9月分から卸売価格を反映させることにし、10日、経済産業大臣に約款の変更届を提出しました。