藤井聡太八冠「全く自信がない気がした」
今回の勝負めしやおやつは地元店舗から公募したもので、藤井八冠が選んだおやつも、別府定番土産の「ざぼん漬け」などを含む「3種の柑橘スイーツ」や、源泉の蒸気で蒸した別府を代表するスイーツ「地獄蒸しプリン」といった地元メニューでした。


対局2日目の19日は互いに攻め合う展開に。そして終盤、豊富な持ち駒を駆使した豊島九段が攻勢に転じ、95手で藤井八冠を投了に追い込みました。豊島九段はシリーズ初白星で、5年ぶりの名人返り咲きへ意地を見せました。


(愛知・一宮市出身 豊島将之 九段(34))
「自分なりに全力を出し切って、何とか第5局につなげたいという気持ちで指していた。(第5局は)コンディションを整えて自分なりに精いっぱいやりたい」

一方、名人初防衛が持ち越しになった藤井八冠は…
(愛知・瀬戸市出身 藤井聡太 八冠(21))
「こちらの玉形がかなり乱れていて、全く自信がない気がしたので、判断が甘かったと思っていた。すぐに(第5局が)あるので、気持ちを切り替えて頑張りたい」

名人戦第5局は今月26日から北海道紋別(もんべつ)市で、そして、今月31日には同時進行中のタイトル戦 叡王戦第4局が千葉県柏市で行われます。
叡王戦は伊藤匠七段に王手をかけられていて、八冠を維持できるか藤井八冠は正念場の一週間を迎えます。

