繰り返される車内の「置き去り」防止には…

一方…

(加藤電機 加藤学社長)
「一般車にも利用してもらえるように新たに開発した製品」

愛知県半田市の加藤電機が、子どもの車内への置き去り防止が目的で開発を進める安全装置。試作品です。


おととし、静岡県の認定こども園の園児が送迎バスの中に置き去りにされ、死亡。その後、送迎バスには置き去りを防ぐ安全装置の設置が義務化されました。

(木下大記者)
「車内に音が鳴り響きます」

加藤電機がこれまでに開発した安全装置は、車内の見回りを促すために、最後尾にあるスイッチを押すまでブザーが鳴り止まない仕組みのものや、置き去りになった子どもをセンサーが感知し、スマートフォンに通知が届くものなどが。


一般車向けの装置は、ことし夏に発売予定。細かな配線作業なしで取りつけられます。

去年9月には、岡山県で53歳の祖母が2歳の孫を車内に残したまま駐車。後部座席にいたことを、9時間半も忘れ去られた孫は熱射病で死亡しました。