
さらに、園児から胸やおしりなどのプライベートゾーンを触られたことのあるスタッフは70%を超えました。
こうした行為について、専門家は子どもであっても絶対にしてはいけないことだと認識を改める必要があると指摘します。

NPO法人HIKIDASHI 大石真那 代表
「現在、文部科学省でも、子どもたちを性暴力の加害者にも被害者にも傍観者にもしないためにという「生命(いのち)の安全教育」というのを推進しているんですけれども、その中で、例えば、幼児期から自分の体は自分だけの大切なものということ。同じように、相手の体も大切にすること。相手のプライベートゾーンも勝手に見たり触ったりしてはいけないことなんだよということを伝えていきましょうとなっています。
子どもの「あるある」のように捉えられてきましたが、やっぱりここからは、子どもであっても絶対してはいけないことなんだっていう大人側の認識を改めていく必要があるのかなと思っています」
これまでに性教育に関する講義を200回近く行うなど、包括的性教育の普及啓発に取り組んでいる、保健師の大石さん。
スカートめくりやカンチョ―などを「子どものいたずら」と見過ごしてしまうことで、大きな危険性につながる恐れがあると話します。