現在の日本では夫婦別姓は認められておらず、結婚する際にどちらか一方が名字を変える必要があります。
運転免許証や銀行口座、クレジットカードなど、名義変更を行わなければならないものも多く、離婚すれば再びその煩雑な手続きが発生します。
妻・小田ゆか子さん
「そういうの全部変えなきゃいけなくて、まあまあ大変で…でもこの思いを男性はしないんだなって思うと、すごく不公平だと感じたんです。」

日本において、結婚して名字を変えるのは、圧倒的に女性が多いのが現状です。
厚生労働省の人口動態統計によると、2022年、婚姻届を提出した夫婦のうち、94.7%が『夫の姓』を選択。
「結婚したら夫の姓を名乗るもの」という風潮も、性別による無意識の思い込みや偏見「ジェンダーバイアス」の1つだと言われています。
妻・小田ゆか子さん
「女性だけがやらなきゃいけない『名字を変える』っていう煩雑な作業をやらなくていいっていうのは、私自身は事実婚のメリットを享受しているなと思っています」















