3月8日は、妖怪漫画の金字塔を打ち立てた故・水木しげるさんの誕生日でした。
水木さんの出身地の境港市で生誕104年を祝う生誕祭が開かれ、妖怪パレードは晴天にも恵まれて多くの人間と妖怪でにぎわいました。

「柚乃ちゃん可愛い。柚乃ちゃーん」

境港市の水木しげるロードで8日開かれた妖怪パレードには、ドラマや映画などで人気の小学生、永尾柚乃さんが、妖怪大好きという縁で去年に続いてねこ娘姿で参加。

水木作品の悪魔くんとメフィスト二世に扮した鳥取県の平井知事、境港市の伊達憲太郎市長のほか、あまたの妖怪、もとい妖怪に扮した全国からの水木ファンらとロードを練り歩きました。

1922年生まれの水木さんが2015年11月30日に亡くなってから10年余り。境港市ではふるさとへの貢献に感謝し、生誕祭を続けています。

鳥取県・平井伸治知事
「(世間はWBCでも境港は)YBCです。妖怪、化け物、クラシックでございます」

こちらはパレード前日、市内で開かれたホールイベント。
水木さんの妻、武良布枝さんを招き水木さんへのバースデーカードを手渡しました。

故・水木しげるさんの妻 武良布枝さん
「水木しげるが亡くなって早くも10年になります。こうして皆さんに思い出して頂けると、あの世の水木はきっと喜んでいることと存じます」

会場を見渡すとあちらに鬼太郎、こちらにも鬼太郎。
水木さんを偲び妖怪たちが全国から集まりました。

砂かけ婆と鬼太郎(奈良から)
母「砂かけ婆です」
子「鬼太郎です」

鬼太郎(東京から)
「鬼太郎が好きです。特に5期の鬼太郎が好きできょうはその恰好をしています」

ねこ娘(岡山から)
「出来るだけ舞台のものに近い形に、頑張って型紙探したりだとか生地を探したりとかしました。全てが初めてだったので全部苦労しました」

白うねり
「白うねりっていう、雑巾のお化けちゃん。使った雑巾をほったらかしておくと、臭くなって人にまとわりついて気絶させちゃう。うまいことあごとかがくっ付かなかったりして大変だったけれど、今、頑張ってパクパクできるようになりました」

どくろ(大阪から)
「毛じゃなくってあくまでも何かそういう風な冷気みたいな感じだったので、その雰囲気を出すために、ちょっと髪であって髪っぽくないみたいなモワッとした雰囲気出すのに頑張りました」

千葉・東京・岡山・埼玉から
「人間とはざまで自分の立場について迷いながらも懸命に自分の目標を貫くために戦っている姿がかっこいいと思ってすごい惚れちゃいました」

大阪・滋賀・京都から
「水木しげるさんのゲゲゲの鬼太郎が大好きで知り合ってやっと4人そろって生誕祭に来ることができました」

パレードにも小さい妖怪や大きい妖怪が出没。水木さんへの感謝をそれぞれの形で表していました。

烏天狗(境港市から)
「地元、境港です。境港を元気に!」

どくろのトミー(東京から)
「水木先生の妖怪に扮することで、こういう風な生誕の場をきちんとお祝いできるというか。水木先生のマンガがとても昔、救いになったことがあったので」

ねこ娘(埼玉から)
「妖怪に扮して、何かもう心一つにみんなで楽しめるっていうのがすごい好きで、それがもう、めちゃくちゃ楽しいです」

さがり(京都から)
「さがりです。めちゃくちゃ楽しかったです。みんな褒めてくれるんで。分かってくれるんや。さすが妖怪好きやなって」

パレードを終えた柚乃さんも妖怪の衣装の出来に感心していました。

永尾柚乃さん
「すごいなと思って。まんま(本物)だったから。こなき爺はこなき爺だったし、ねずみ男はねずみ男だったし、そのままだったから、それ手作りすごいなと思って」

ところで、人を妖怪に例えるのが得意という柚乃さんに一緒に歩いた平井知事を例えてもらうと?

永尾柚乃さん
「算盤坊主です。算盤坊主はすっごい頭が良くって。算盤をぱちぱちっていうのがお寺とか神社とかに聞こえるんですけど、すごく頭が良いんです、なんで平井知事も凄く頭が良いじゃないですか。なんで、そこが似ているなと思いました」

天国の水木さんも大笑いしていそうな答え。妖怪の町に全国から妖怪好きが集まり、週末の境港は大賑わいとなりました。