
最終的に3人は、生死を分けたのは「かゆ」の摂取量の違いと判断し、「リフィーディング症候群」にあたると結論づけました。
そして、研究結果は、アメリカの国際医学雑誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・メディカル・サイエンシーズ」に掲載されたのです。
鳥取県立博物館 山本隆一朗 学芸員
「歴史学の人間だけでできない部分があって、医学や化学の分野と連携して多くの人たちの知識を合わせてはじめてなし得ることに意義があると思いました」
「食べると死ぬ」。
兵糧攻めの後の不思議な出来事は、「リフィーディング症候群」が原因。
山本さんは、いまも世界で起こる紛争への警鐘になればと話しています。