鳥取県江府町とサントリーグループが山陰で初めてスタートさせた「BtoB」、ペットボトルをペットボトルに再生する「水平リサイクル」を取材しました。

記者 土江諒
「突然ですが皆さんに質問です。この使用済みのペットボトル、どれくらいがペットボトルに生まれ変わっているかご存知ですか?」

正解発表は後ほど…。

キャスター 小林健和
「さて今回は、皆さんおなじみサントリーの天然水奥大山の水などが作られている工場内に特別に潜入させていただきました。見てください。ものすごいスピードで製造が進んでいます」

ここは、鳥取県江府町サントリーの「奥大山ブナの森工場」。
「天然水」などお馴染みの商品が製造されています。

そしてこちらは、しぼりたてレモンのようなおいしさが特徴の「天然水スパークリングレモン」。

この商品、実は…

サントリー 天然水奥大山ブナの森工場 山中伸介さん
「こちらは使用済みのペットボトルから作ったペットボトル」

ボトル(B)からボトル(B)へ。「BtoB」です。
サントリーグループと江府町が先月から新たに始めた「水平リサイクル」。使用済みのペットボトルをペットボトルに再生させる取り組みで、新たな原料からペットボトルを製造することと比較するとCO2をおよそ60%削減できるといいます。

江府町住民生活課 中川敦紀さん
「こちらに今回の水平リサイクルに参加される事業者から搬出されるペットボトルを入れていただいている。」

まずは町内4つの事業者から使用済みペットボトルを回収。これを「プリフォーム」と呼ばれるペットボトルの元として再生し、一部のサントリー製品に使います。

ところで、この「BtoB」。どれくらい行われているんでしょうか。

正解は…

サントリー天然水奥大山ブナの森工場 山中伸介さん
「いま全体でペットボトルにリサイクルされているのは20パーセントくらいで、それ以外のものは主にですね繊維ですとか、例えば服なんかもそうですので、あとトレーとかそういったものに使われています」

使用済みペットボトルは94%が回収されていますが、ほとんどが服などに使われるポリエステルの原料となり、「BtoB」の割合はわずか20%あまりなんだそう。

江府町住民生活課 中川敦紀さん
「これから参加する事業者がたくさん増えて、最終的には家庭から排出されるペットボトルも取り入れられるように、広がっていけばいいなと考えている。」

官民一体となって循環型社会を目指す取り組みが鳥取県の小さな町から始まっています。