島根県松江市の堀川遊覧船の一部が姿を変え、21日、デビューしました。
その名も「国宝松江城歴史遊覧船」。
全国初の取り組みということですが、一体、何が変わったのでしょうか?
記者 三宅純人
「こちら松江市民にはおなじみの堀川遊覧船ですけども、屋根のデザインがいつもと違いますね」
いつもと違う遊覧船の正体は「国宝松江城 歴史遊覧船」。
21日、デビューしました。
なぜ「歴史遊覧船」なのかというと・・・。
宍道正年歴史研究所 宍道正年代表
「堀で守られているお城を見ていくというのはですね、島根県の松江市でないとできない特別なことでございます」
案内役がいつもの船頭さんではなく、歴史の専門家なんです。
「歴史遊覧船」では、松江城や城下町の魅力を歴史に特化して解説します。これは国宝をめぐる遊覧船では、全国初の取り組みということです。
この日は、松江城がお堀を活用し、いかに外敵の攻撃をしのいできたかという解説がありました。
宍道正年歴史研究所 宍道正年代表
「もう松江城は見た、松江の城下町は歩いたとおっしゃる方がありますけど、全然見方が違ってきます」
堀川遊覧船の乗客数は、コロナ禍前の同時期に比べ6割程度。事務局では、歴史遊覧船の就航で、地元客の回復に力を入れたいとしています。