鳥取大学医学部附属病院高度救命救急センター 上田敬博 医師
「4年もかかってしまったかという思いもありますけど、きちっと公判が行われることができたことに関しては、少し安堵感があります」

上田医師は、「決して死に逃げさせない」「司法の場に出すために生かさないといけない」という強い思いで治療にあたりました。
被告を生かし裁きにかけることが、亡くなった人たちや遺族のためになると考えたからです。

青葉被告との会話は制限されていましたが、近畿大学病院でおよそ4か月治療を行ったあとも、10回ほど往診を重ねました。
今年1月にも、被告と顔を合わせたといいます。

鳥取大学医学部附属病院高度救命救急センター 上田敬博 医師
「あの事件の後にすぐ起きた北新地の放火事件では容疑者が死んでしまいました。そういうことを考えれば、なぜこの事件が起こってしまったのか解明できる機会が得られたわけですから、決して個人だけの問題としてではなく、社会全体にはびこっている問題は何か、ということも合わせて解明できるはずなので、そういう面では職務を全うして良かったなと思います」

一方、青葉被告は初公判で起訴内容を認め「たくさんの人が亡くなるとは思わず、現在ではやりすぎたと思っています」などと述べました。

鳥取大学医学部附属病院高度救命救急センター 上田敬博 医師
「もしかしたら完全黙秘もあるんじゃないかと言われていたなかで、自分がやったということを自分の口から自分の言葉で言ったことに関しては、今後長い裁判になりますけど、同じように向き合って、自分の口から発言するんじゃないかと思っています」