15日午後7時半ごろに、北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本のEEZ=排他的経済水域内に着弾したと思われる音を、周辺海域で操業していた鳥取県の漁船が聞いていたことがわかりました。

防衛省の発表によりますと、15日午後7時半頃、北朝鮮が、少なくとも2発の弾道ミサイルを発射し、日本のEEZ=排他的経済水域の内側に落下したとみられます。

午後7時台に北朝鮮の西岸付近から少なくとも2発の弾道ミサイルが発射され、ミサイルは変則軌道で飛翔した可能性があり、午後7時35分頃と午後7時47分頃に、それぞれ石川県の北北西およそ250キロの日本のEEZ内に落下したと推定されるということです。

これを受けて15日午後10時半から、鳥取県庁で緊急の会議が開かれました。

この中で平井伸治知事が説明したところよりますと、ミサイルが着弾した石川県沖では鳥取県所属のかにかご漁船1隻がベニズワイガニ漁の操業中で、「船から15マイルほど(約27キロ)のところに、何か落ちた大きな音が聞こえた」との連絡があったということです。