松江観光協会(島根県松江市)に勤務していた職員が、1000万円を超える現金を横領して懲戒解雇されていたことが分かりました。
松江観光協会によりますと、懲戒解雇されたのは、経理業務などを担当していた女性の嘱託職員で、会員企業の会費などを集める預金口座から、複数年にわたり合計1000万円以上を横領していたということです。
昨年度決算で金額が合わず5月の内部調査で発覚しました。
職員はすでに懲戒解雇され、被害額の一部は返済されているということです。
松江観光協会 大野俊之 事務局長
「会計担当は複数名おりますけども、その辺りできちっとチェック体制が出来ていなかった。私も含めてですけれども、できていなかったということが原因ではないかなと思っています」
この問題について、松江市長が遺憾の意を表明しました。
松江市 上定昭仁 市長
「市が補助金を寄付しているような団体でこうした横領事件があったということは大変遺憾です」
観光協会ではまだ詳細は調査中として、6月20日に700社ほどある会員企業への説明会を開くとともに、同じ日に記者会見で詳細を報告するとしています。