寄生する魚介類を食べた場合、激しい腹痛や吐き気に襲われる、寄生虫「アニサキス」による食中毒。
鳥取県内では今年早くも10件発生していて、これは去年の3倍以上のペースです。
なぜ、突然急増しているのでしょうか。

「アニサキス」。
体長およそ2センチから3センチ。サバやサンマ、イワシ、イカなどに寄生する寄生虫で、食べると激しい腹痛や吐き気、嘔吐などが起きます。

倉吉保健所は24日、東伯郡内に住む女性が寄生虫「アニサキス」による食中毒になったと発表しました。
鮮魚店で生食用としていて売られていたサバとアジ、キスを丸のまま購入。自宅で調理し、刺身で食べたところ湿疹や吐き気、みぞおちの痛みなどの症状が出たということです。

鳥取県内では5月、米子市内のスーパーで買ったイワシやトビウオの刺身を食べた50代の男性が、アニサキスによる食中毒と診断されたほか、倉吉市内でも、スーパーで買った刺身用イワシを食べた男性が胃の痛みや嘔吐などの症状を訴え、アニサキスによる食中毒と判断されました。

鳥取県内でのアニサキス食中毒は、去年は1年間で7件でしたが、今年は24日までに、すでに10件が確認されていて、去年の3倍以上のペースです。

厚生労働省によりますと、全国で今年確認されたアニサキス食中毒は、5月2日時点で87件。
全国で確認されているアニサキス食中毒の1割以上が、鳥取県内で確認されている状況です。

なぜ鳥取県内で「アニサキス」食中毒が相次いでいるのでしょうか。