東京工業大学 笹原和俊 准教授
「拡散されてはまた忘れられて、また忘れられたころに拡散されてを繰り返すんですよね。
都市伝説の特徴ってあって、人々を不安にさせたりとか、しかも人ってそういう情報は共有してみんなに教えてあげようという心理になるので当然広めたくなる。手紙を送っていた時代と違って現代は拡散することが非常に容易なので、SNSでワンクリックということですよね。なので山陰に限らず東北の方とかでも拡散されています」

調べたらすぐにデマだとわかる話ですが、なぜか拡散されてしまう…
それを現す実験結果があると名古屋大学大学院の久木田准教授は話します。

名古屋大学大学院 久木田水生 准教授
「間違って信じていた情報に対するファクトチェックを積極的に見に行くか、それとも回避するか、その傾向を調べたんですね。そうすると実験に参加した人の4割強がファクトを回避する傾向があったんです。
ひょっとしたら世の中の4割の人は、自分が信じていることを訂正されたくないと、間違ってると言われてもちゃんと確認しないってことなんですよね」