子どもの頃に手伝ったという女性に話を聞くと、岡山や鳥取から観光客が来ていたといいます。

水族館を手伝った 小豆澤宣子さん
「(交通機関は)船です、昔は。美保神社を参拝されて、五本松公園でちょっと散歩されて、それから旅館で食事をしてっていう方が多くて。その合間に水族館に来られてました」

水族館を手伝った小豆澤宣子さん

建物の手前は当時は海で、海水を引き込んだ釣り堀を囲むように建物を造り、水槽を並べていたということです。

生きもののわ 田村葉子代表
「これです。ここに水族館って書いてあります」

当時の観光案内に載っている写真では、釣り堀で釣りを楽しむ人の背後に水槽が並んでいるように見えます。

釣り堀を楽しむ人の後ろには水槽らしきものが

展示されたのは、タコやイカ、ハコフグなど一見珍しくない魚でしたが、山間部では生の魚自体がまだ珍しい時代で、客は喜んでいたといいます。

水族館を手伝った 小豆澤宣子さん
「泳いでるのを見るっていうのは、ちょっと昔は珍しかったと思います。入場料が高いなあって言われました、よく」