コロナ禍を経て、5年ぶりです。29日、鳥取市の賀露港で、大漁と漁の安全を祈る、「ホーエンヤまつり」が行われました。

賀露神社を出た祭りの行列は、町の中を練り歩きながら、港へと向かいます。そして、行列は台船に乗り移り、大漁旗を飾った船にひかれて、約1時間かけ港内を航行し、海上安全を祈願しました。

このまつりは奈良時代に遣唐使の吉備真備が、中国から帰る途中に漂着した際、
村人たちが船を出してなぐさめたことにちなんで始まったとされていて、日本遺産、『幸せを呼ぶ霊獣・麒麟が舞う大地「因幡・但馬」』のストーリーの一部にもなっています。

風が強く、時折小雨の降るあいにくの天気でしたが、見物に訪れた人たちは、漁師町の伝統のある祭りに見入っていました。