列車の待ち時間を勉強の時間として有効に活用して欲しい。
鳥取県倉吉市の学生らが、あるものを作成し話題となっています。


キャスター 薄井靖代
「倉吉駅すぐそばの観光案内所です。こちらでは先月からこのような駅周辺で勉強ができるカフェのマップが置かれています」


「学生応援!倉吉駅周辺カフェマップ」
鳥取県のJR倉吉駅周辺で勉強ができるカフェ10店舗が紹介されています。

作ったのは、倉吉市にある鳥取短期大学と鳥取看護大学の学生の有志9人。

JR倉吉駅では、去年3月のダイヤ改正で列車の本数が減りました。
そのため、通学する学生から、待ち時間に勉強ができるカフェがあれば利用したいという声が上がり、それに応えたといいます。

学生
「あんまり列車の本数が多いわけではないので、暇な時間も外とかに座ったりして、風に当たって寒くなったりするので」

マップに紹介されているカフェの1つ。駅から徒歩3分のところにある
「チロリン村」。
45年営業しているというこの店、昔から学生が多かったといいます。

チロリン村 吉野精高さん
「単位が足らんどうのこうので(教科書を)広げて横に同級生の先生がついていてというのは前からあったね」

店長によると、こうしたマップができるのは初めてだということです。

(インタ)チロリン村 吉野精高さん
「いいんじゃないの。こういうことはやる気がないとできんでしょ」

マップには営業時間や価格帯、写真付きで看板メニューが紹介されています。

また、学生がすべての店でスタンプをもらうと、文房具などがプレゼントされるスタンプラリーも行っているということです。

学生
「待つ場所に困っていたので、そういう場所が示して分かるとすごくありがたいです」

マップを作った学生たちは、列車の待ち時間を有効に使ってもらい、同時に町の活性化にもつながればと話しています。