鳥取県鳥取市にある小規模多機能型居宅介護施設「陽だまりの家こうなん」で、職員1人が利用者の頭を叩いたり厳しい言葉を浴びせたりする虐待をしていたとして、鳥取市は21日、介護保険法に基づいて新規利用者受入停止6か月の行政処分をしました。
鳥取市の指導監査室によりますと、陽だまりの家こうなんでは、去年9月に職員が、移動してブザーを鳴らした利用者の頭を叩く身体的虐待をしていたほか、同じ職員が去年1月から複数回にわたって、複数の利用者に「死ね」「ババア」などの厳しい言葉による心理的虐待をしたということです。
市は介護保険法の人格尊重義務違反に当たるとして、新規利用者受入停止6か月の処分としました。
運営会社の社長は取材に対し「大変申し訳なく思っている。二度とこうしたことがないよう職員の教育を徹底していく」と話しています。
施設は虐待の事実を自ら報告したということで、当該職員は既に退職したということです。