地域住民からは生活に対する不安の声が聞かれました。
JA鳥取いなばグループのスーパー「トスク」は、赤字が続き業績の改善が見込まれないとして、来年度中に本店を含む県内の店舗をすべて閉店する方針を固めました。


現在、鳥取県東部に9つの店舗を展開するトスク。
ピーク時の1992年には、県内に24店舗を展開していましたが、近年は、大手スーパーやディスカウントストアなどの出店が相次いだことから売り上げが低迷していました。

店舗の数を整理するなど経営の立て直しに取り組んでいましたが、最近は3期連続での赤字となり、今年度も赤字となる見込みです。

関係者によりますと、業績改善に向けた見通しが立たないことから、トスクは来年度中にすべての店舗を閉鎖する方針を固め、関係者への説明を始めたということです。

記者 齊尾和之
「若桜駅前にあるトスク若桜店です。長年にわたって地域住民の生活を支えてきたスーパーマーケットです」