緊迫の救助の映像です。

31日午前、鳥取県の国立公園大山でバックカントリースキーをしていた男性3人のうち、2人が雪崩に巻き込まれました。1人が足の骨を折る大けがをしましたが、命に別状はないということです。

緊迫した様子でヘリコプターから降下する救助隊員。その先には、寝そべったまま救助を待つスキーヤーの姿がありました。

31日午前11時すぎ、鳥取県大山町の国立公園大山で、バックカントリースキーをしていた3人のうちの1人から「先行する2人が雪崩に巻き込まれた」と通報がありました。

2人は昼過ぎに防災ヘリにより救助され、1人が右足の骨を折る大けが、もう1人が軽いけがをしましたが、命に別状はないということです。

警察によりますと、雪崩に巻き込まれた3人組は県外在住の日本人で、午前10時ごろ山頂に到着した後、バックカントリースキーを始め午前10時半ごろ、3人のうち先行していた2人が雪崩に巻き込まれたということです。

同じくきょう大山で、バックカントリースキーをしていたという人によると。

大山でバックカントリスキーをしていた人
「二の沢とか一の沢とか三の沢とか、よく行くんですけどここ何日かは行ってない。雪崩が怖いから。前積もった雪がずっと固まってしまう。上がツルツルなっている。そこに柔らかい新雪が40センチから50センチ降ると、(雪に)滑って下さいって言ってるようなもんですから。」

先週からの寒波の影響で鳥取県内では大雪となり、大山では午前11時現在、2メートルを超える積雪となっていた一方、31日は気温が上がり、なだれ注意報が発表されていました。