廃校になった小学校が「サーモンの学校」に生まれ変わります。
大山の恵みを生かした新たな特産品づくりが8日、鳥取県江府町で始まりました。
熊本地震の災害復興への願いと地域振興の希望が込められたその名も「奥大山サーモン」。
国立公園・大山の南麓に位置し、ブナ林や積雪によって良質な水に恵まれた鳥取県江府町で始まったのは、「奥大山サーモン」のブランド化を目指す取り組みです。
舞台は、かつて子どもたちが学んだ旧米沢小学校。
この事業は、江府町と地元有志らで作る「奥大山サーモン」が公設民営で行っているもので、良質な水を活用し、サーモンの陸上養殖から加工・出荷までが行われます。
8日は地域の子どもたちによっておよそ1500匹のサーモンの稚魚が放流されました。
放流した子どもは
「思ったより大きかった」
「でっかく大きくなったらいいです」
実はこの稚魚、熊本県八代市で陸上養殖事業を行う会社から仕入れているもの。この会社では今年7月の熊本地震で飼育する30万匹のうち20万匹ほどの魚が死ぬ甚大な被害が出ましたが、江府町にやってきたのは、なんとか生き残った稚魚。
事業者らは復興への思いも胸に強くたくましく育ってほしいと話します。
奥大山サーモン 川端雄勇 代表取締役
「そのサーモンが江府町に来てくれたのでぜひこれは1匹1匹大切に育てていって、皆さんに江府町の奥大山サーモンを食べてもらいたい」
この施設では来年の8月の初出荷を目指し、順次稚魚の数を増やしながら、最終的におよそ3000匹のサーモンを育てていく計画で、加工作業場なども随時増設していく予定とのこと。
江府町 白石祐治 町長
「新しい産業が生まれるというところで町の活性化になるのではないかと期待をしている」
復興への思いと新たな地域の魅力創出への期待が込められた奥大山サーモン。ブランド化を目指す第一歩が始まりました。















