12日は春!?かと思うような暖かい1日になりました。島根県浜田市では最高気温18.3度を記録するなど、4月中旬並みのところもあった季節外れの暖かさとなりました。


キャスター 薄井靖代
「きょうはすっきりと晴れて絶好のスキー日和となっています。ただ現在の気温9度とこの時期としては異常な高さとなっています」

鳥取県伯耆町の大山ますみず高原スノーパーク。12日のゲレンデの積雪はおよそ35センチ。こちらでは今月にはいってからまとまった雪が降っていないといいます。

大山ますみず高原スノーパーク 影山斎人さん
「このクリスマスに降った雪がずっともっているような状況です」

江津市の山間にある東光寺では、ロウバイの花が7分咲き。早くも見ごろを迎えています。

12日の山陰地方は、島根県浜田市で最高気温18.3度と4月中旬並みの気温となったほか、隠岐の島町や吉賀町では1月の観測史上最高となる気温を記録しました。

この先も日曜日ごろまで季節外れの暖かさが続く見込みですが、スキー場にとって心配は、気温だけではありません。

大山ますみず高原スノーパーク 影山斎人さん
「週末からの雨と南風が吹かないことをいま、祈っています」


「雪なくなっても嫌だしと思って今日1日夜まですべりつくそうかなと思ってきました」

新型コロナの影響で、3年ぶりにオープンしたこちらのスキー場。コロナ禍・燃料費高騰・雪不足となると、まさに三重苦となってしまいます。

大山ますみず高原スノーパーク 影山斎人さん
「今シーズン3年ぶりの営業ですのでできる限り長い間スキー場オープン営業していきたいと思っています。だいぶ少なくなってきていますので大山の神様に雪を呼んでほしいです」

一方で、こちらは早く雪がなくなって欲しいそうです。

記者 入江直樹
「JR出雲坂根駅です。クリスマス寒波からもう半月近くたつのに、線路はまだ雪で厚く覆われています。

島根県奥出雲町を走るJR木次線。広島県にまたがる一部区間で年末から運休が続いています。

こちらの駅、クリスマス前にはこんな状況になっていました。

記者 入江直樹
「標高564メートルの出雲坂根駅です。ホームもすごい雪ですが、線路も大量やの雪が積もっています」

それから半月以上たった12日も近くでは倒木も見られ、運転再開はまだ先になりそうです。
沿線の道の駅では。

道の駅奥出雲おろちループ 藤原紘子駅長
「(先月)20日以降に降った雪が残っている状況ですね。線路も雪に埋まってますので、ぱっと見、やっぱりね、もう走ってないんだなって思われるみたいで。」

標高700メートルの道の駅でも先月積もった雪がいまだ消えず。列車が走って来ないためもう廃線になったかと早合点する人もいるそうで、春になったらトロッコ列車が走りますと案内しているということです。

そして、こちらには半そでの人も。

記者 齊尾和之
「あたたかな日差しが降り注ぐ鳥取砂丘です。上着を着たままの観光では汗ばみそうな、そんな陽気です」

12日午後の鳥取砂丘。
鳥取市の最高気温は17.1度で、手元の温度計は何と20度近くにまで上昇しました。訪れた人の多くは上着を脱いだり、腕まくりをしての観光。

中には半そで姿やソフトクリーム片手に景色を楽しむ人の姿も見られました。

観光客
「メッチャ暑いですね。日差しも暑いですし、風があると聞いていたが、風なくて…暑いです」
Q.半そでだが大丈夫?「大丈夫です。まだ脱ぎたいぐらい」

13日も最高気温は15度前後まで上がり、昼過ぎから次第に雨が降る見込みです。