今年の干支はうさぎ。因幡の白兎の神話ゆかりの地、鳥取県鳥取市の白兎神社は、大勢の初詣客で賑わいました。本殿にたどり着くのに1時間待ちです。
元日のお昼前、白兎神社に通じる国道9号は初詣に向かう人たちのため、クルマがなかなか進まなくなりました。

鳥居の手前から行列ができ、本殿に向かう参道も人の列。
白兎神社は古事記・日本書紀に残された因幡の白兎の神話のゆかりの地。医療や縁結びにご利益があるという由緒正しい神社は、12年に一度のうさぎ年には特に多くの初詣客が集まります。
列に並ぶこと1時間、ようやく本殿に辿り着いた初詣客は、柏手を打って手を合わせ新しい年の願いを掛けました。

初詣客は
「結構並んでいたので、すごい寒い中待ちました」
「今年一年は去年よりもっと笑えたり、みんなで集まれたりしたらいいなと思います」
「サッカー部なので、サッカーが上手くなれるようにと願いました」
ここ数年のコロナ禍で初詣客も少な目だった白兎神社ですが、2023年は久々の賑わいとなりました。

白兎神社 河上統一 権禰宜
「やっぱりうさぎ年でウサギさんの力にあやかりたいという方が多いのかなと思いますね。たくさんの方にお宮を知ってもらうきっかけにもなりましたし、良かったと思います」
縁起物を売る社務所にも多くの人が集まり、おみくじをひいたり、兎をかたどったお守りを買い求めたりしていました。

医療の神様らしくコロナを吹き飛ばして、ぴょんと跳ねる年にして欲しい、白兎神社にはそんな願いが集まりました。