全国の自治体で広がりつつある窓口業務の時間短縮。
米子市役所でも今月から導入され、開庁時間が朝30分、夕方15分短くなり、午前9時から午後5時までと45分短縮されました。
いったいどんな効果があるのでしょうか?
♪チャイム
「おはようございます」
先月まで午前8時半に窓口業務の開始を知らせていたチャイム。
今月からミーティング開始を知らせる合図に変わりました。
米子市役所本庁舎をはじめとする9つの施設では、去年11月から窓口の受付時間を45分短縮するトライアルを実施してこの4月から本格的に移行しました。
全国的にも広がる開庁時間の短縮。鳥取県の19市町村では米子市を含めた4つの自治体が実施しています。
では、サービスを利用する市民の反応はどうなのでしょうか。
市民は
「入ったら対応はしてくれたのでそんなにすごく気になる感じではないかな。職員さんの負担もあるのでどちらかというと賛成かなと」
「その分業務の効率を上げていただいて市民が今以上にっていうお考えでやっていただけるなら大賛成です」
市民からも一定の理解が得られているこの取り組み。その理由の1つが…。
米子市 伊木隆司 市長
「日本の色んな都市の中で、(マイナンバーカード普及率が)10番以内に入りたいと思ってやっている。」
全国でマイナンバーカードの普及促進が進んだ2022年。米子市でこんなラッピングカーがお披露目されました。
記者 土江諒
「このラッピングカー最大の特徴が、車内で写真撮影や申請書の記入ができ、カードの申請が完結する。」
当時、46%ほどだった普及率も今では91%を超えるまでになりました。
米子市 総務部 荒木美佳子係長
「コンビニなどで証明書を発行する人が非常に増えている」
ここ10年ほどでマイナンバーカードの普及が進んだ結果、例えば、住民票の窓口での交付は2016年の約6万3000通に比べ約3万通と半分以下となりました。
そして、人口減少に伴う職員数減少を見据えて、業務の効率化を図ろうと考えられた「朝の30分」短縮です。
米子市 市民一課 鈴木雄大さん
「窓口で転入届けをマイナポータルでされて、そのまま転入しようと思ったんですけど、ちょっとその日から住むってわけじゃなかったのでキャンセルされてきょう来られると思います。分かるようにはしてあるので…」
窓口利用者が最も多い市民一課ではこの時間を情報共有に充てています。
米子市 市民一課 鈴木雄大さん
「これまでは8時半からすぐに窓口が開いていたので、ミーティングの時間がちょっと確保が難しかったんですけど、現場でそのときそのときに共有していた内容を朝しっかり確認することができてきたので、そこで連携が取れたかなと思います」
また、短縮時間を「デジタルサービスの開発」に充てる部署も。
米子市 福祉保健部障がい者支援課 渡邊佑 係長
「電子申請サービスを使って、日常生活用具のストマ(人工肛門)・紙オムツ電子申請のフォームを作成を今しているところです。窓口に出ない時間っていうところで、集中してこういった作成に取り組めるってことはあるかと思います」
現在は紙で申請するものをデジタルへ移行することで、利用者が来庁する必要がなくなる上、データ管理も効率化され作業の減少にもつながります。
トライアル期間中の3か月間に来庁者の多い15の課で304人を対象に調査したところ、残業があわせて153時間減りました。金額にするとおよそ31万円の削減です。
米子市 総務部 荒木美佳子係長
「今回の取り組みは市役所が持続的に続けていくための取り組みでございまして、最終的にはよりよい行政サービスを市民の方に受けていただけるようにする取り組みでございます。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします」
持続可能な働き方への転換に経費削減と行政サービスの向上、自治体の模索が続きます。















