そして、カフェでは11月から新たな取り組みを始めました。

「もう首はすわってきた?」
「だいぶもう…」
「4か月くらいだからね。」

小さな子どもを抱える母親を支援する「子育て応援Day」。
3児の母でもある松林さんが、自身の産後うつなどの経験も踏まえて企画。
初回となった11月11日は、助産師を招いての座談会が開かれました。

まきた助産院 牧田妃佐子 さん
「何かお母さんたちが元気になれるようなことができたらいいなと常に思っているので、そういう気持ちが同じだなと思ったので。」

この日は、倉吉市内と鳥取市から3組の母親と子どもが参加し、自らの出産や子育てについてのエピソードを話しました。

母親:「大丈夫かなとか、気が気ではなかったし。自分がしんどい中、面倒見たりとか…」
助産師:「助けますよというか、お手伝いしますよ、という制度もあるので、また後で紹介しますね、ねぇ。」

参加した母親は皆、コロナ禍での出産を経験。
子育て教室などの公的支援を受ける機会が激減した上、親を頼ることや友人と話すことすらままならなかったといいます。

参加した母親
「赤ちゃんも気楽に抱っこしてくださるので、赤ちゃんも一緒に落ち着いた雰囲気で楽しめて、すごく安心感があります。」

歴史カフェ会津 松林安美 さん
「きょうも話を聞いていたら、つらいコロナ禍のお産、誰にも言えずに今日まで来たのかなと思うと、やってよかったなと。地道な歩みだが、やっていくことで少しでもお母さんが笑顔になれるような場所にできたらいいなと、改めて思いました。」         

日本初の歴史カフェは、地域の人たちが集う場所として、今後ますますにぎわいそうです。