低気圧や前線の影響で強い風が吹いた13日の山陰地方。14日は一気に真冬の寒さになりそうです。
石川博康 気象予報士
「あすの寒気の様子です。平地でも雪が降る目安、マイナス6℃の冷たい空気がすっぽり山陰地方を覆う見込みです。山沿いでは雪が積もり、平野部でも雪化粧するでしょう。」
雪の予想です。14日朝が雪のピーク。山間部では雪が積もり、平野部でもうっすら雪化粧するところがあるでしょう。風も強く広い範囲で荒れた天気となりそうです。
その後、雪のエリアは島根県と鳥取県の山沿いが中心となる見込みです。また鳥取県東部の沿岸でも断続的に雪が降るでしょう。気温も日中ほとんど上がらず真冬並みの寒さになりそうです。
気象台によりますと14日夕方までに降る雪の量は、いずれも多いところで島根県の山間部で10センチ平野部で5センチ未満。鳥取県の山間部で15センチ平野部で5センチ未満と予想されています。
鳥取県 平井知事
「いよいよ、我々が準備を重ねて参りました、雪のシーズンの到来となります。」
鳥取県は13日午後、情報連絡会議を開いて本格的な雪への備えを確認しました。道路の除雪は5センチから10センチの積雪で出動する体制で雪みちNaviなどを用いて情報発信することにしているほか、冬用タイヤやチェーンの装着を呼び掛けています。
また避難所を設置する市町村には、コロナ対策にも配慮して、在宅療養者用の避難所を確保することや、なるべく多くの避難所を設置して密を避け、間仕切りなどを用意することなどを呼び掛けています。
更に電線の切断による停電などにも注意するよう呼び掛け、中国電力やNTT西日本とも 連携していくことを確認しました。
農業用ビニールハウスの倒壊や漁船の沈没にも注意が必要です。