島根大学は17日、公的研究費を不正使用し、不適切に研究室等で回収する還流行為をしたとして、島根大学医学部附属病院に勤務する医療技術職員を停職3日の懲戒処分にすると発表しました。
停職の処分を受けたのは、島根大学医学部附属病院に勤務する40代の医療技術職員です。
島根大学によると職員は、2019年から2023年にかけて、自らが所属していたセンターの複数の職員に対し旅費、学会参加費、または講習料などの返金を求め、返金された現金を管理し、自費で参加した研修などの補填のためとして、センターに所属する職員に対して現金を再配分したほか、慶弔代やコーヒー代などの雑費に充当するなど、公的研究費等の不正利用(目的外使用)及び不適切行為(還流行為)を行ったということです。
島根大学は、この職員の行為は、職員就業規則に違反するとし、17日付で停職3日の懲戒処分としました。
島根大学の大谷浩学長は、「職員が行った行為は決して許されるものではなく、関係者の皆様に改めて深くお詫び申し上げます。職員の行為は、社会に本学及び本学職員への不信感を与え、本学に対する社会的信用を著しく傷つけるものであり、大学として、このことを深刻に受けとめ、本学において今後このような不祥事を起こすことのないよう、全学を挙げて再発防止に取り組むとともに、本学に対する信頼の回復に努めてまいります」とコメントしています。















