今の心境は? 毛筆で書き記した漢字一文字とは…
11月には松江城内であった奉納演武にも参加しました。
毎週道場に通って腕を磨く、まさにモロッコ人サムライです。

ファティフ・イムランさん
「刀を振ることによって刀の恐ろしさを感じるんですけども、振れば振るほど体だけではなく、心も鍛えられているということを感じます」

NPO重吉伸一サムライ道場 重吉伸一 理事長
「武道に国境はないと思います。人種は関係ないです」
日本大好きなイムランさんですが、母国モロッコは今や、ある話題で大フィーバーです。それはサッカーワールドカップ。
快進撃を続けスペインをPKで撃破。ベスト8進出を決めました。
ファティフ・イムランさん
「歴史を変えたっていうか、初めてベスト8に入ったっていうことなので、とっても嬉しく試合を見ていて感動しました」
Q日本と直接対決とかになったら大変でしたよね?
「そうですね、私はそれを一番心配していたんですけれども…」

ベスト4をかけた準々決勝も気になるところですが、愛する日本、そして島根にこれからも貢献していきたいとイムランさんは言います。
ファティフ・イムランさん
「IT技術っていうのが自分の専門なので、このIT技術を生かして、どうすれば地域を今よりもっと住みやすい所にできるか考えていきたいです」
今の心境はと問うと、イムランさんは、ある言葉を毛筆で書き記しました。
「愛」の一文字です。

モロッコ人サムライは、2つの国や地域の人々を見つめる幅広い愛を持って、島根で暮らし続けます。