「万博ロス」に集まった参加者は2800人ほどになりました。
26日、鳥取市の鳥取砂丘で開かれたハロウィンパーティー。今年は大阪・関西万博を懐かしんでもらための様々な仕掛けも。あのキャラクターの登場に砂丘は熱気に包まれました。

参加者
「Q:これはなんの仮装でしょうか?」
「美女と野獣の野獣の仮装をしています」

「千と千尋。家族4人全員で千と千尋の世界観を出そうと思って来ました」

「風船でミャクミャクを作りました。ホテルの部屋で100個風船膨らませて作りました」

仮装をしてハロウィーンを楽しもうと思い思いの衣装に身を包んだ人たち…

そして、人間に負けじとワンちゃんたちも!

鳥取砂丘で開かれたのは、県が主催した「鳥取砂丘ハロウィンパーティー」。メインイベントの「大仮装パレード」には、県内外からおよそ2800人が参加しました。

パレードを盛り上げたのは、「鳥取ハロウィン楽しみ大使」に就任したAKB48鳥取県出身の徳永羚海さんと大阪府出身の永野芹佳さん。

そして、「とっとりふるさと大使」のポケモン「サンド」と「アローラサンド」もお見送りにかけつけました。

都市部では規制されることもあるハロウィーン。逆に鳥取県では「広大な鳥取砂丘で思いっきり楽しんで欲しい」と去年から「鳥取ハロウィン聖地化プロジェクト」を進めていて、26日は鳥取砂丘がパーティー会場と化しました。

参加者は雄大な景色を楽しみながら、誰に注意されることもなく存分に仮装パレードを楽しんでいました。

参加者
「楽しいです。来て良かったです。人数を無限に収容できるのでハロウィーンに適した場所だと思います」

途中には、ハロウィーンではかかせない子どもたちへのお菓子のプレゼントも…

「Q:お菓子もらった人! はーい」
「Q:もらってうれしかった人! はーい」
「Q:ハロウィーン楽しい人! はーい」

AKB48 永野芹佳さん(大阪府出身)
「鳥取砂丘でこういったイベントができるというのは知らなかったので、みんなでこうして集まってパーティーみたいなのを楽しめるのはすごく素敵なことだと思いました」

AKB48 徳永羚海さん(鳥取県出身)
「広いからこそたくさん楽しめるし、いろんな方との交流が持てるので、すごくいい取り組みですし、砂丘の良さも改めていろんな方に知ってもらえるいい機会だなと思います」

今年のイベントは大阪・関西万博の閉幕直後とあって「万博ロスは鳥取で」がテーマ。

スタッフは世界各国の衣装でお出迎えし、鳥取県とサンドアライアンスを結んだヨルダン館に展示されていたワディ・ラムの赤い砂の展示も行われました。

そして、パレードのゴールにはこのキャラクターも登場!

「ミャクミャクー!」

そう、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」です!
発表当初は「気持ち悪い」などマイナスの意見もありましたが、徐々に「かわいい」と夢中になるファンが増加。いまや大人気のキャラクターです。

大人気のミャクミャクですがミャクミャクの仮装をする人も多く、クオリティーの高い仮装の人には写真を求める行列もできていたそうです。

AKB48とミャクミャクの夢のコラボに参加者は大喜び。

そして、忙しい中、鳥取砂丘にまで来てくれたミャクミャクには、感謝状ならぬ「感砂状(かんさじょう)が」贈られました。

参加者
「最高でした。かわいかったです。近距離で見られてよかったです。めっちゃテンション上がりました」

「テレビで見たミャクミャクよりもかわいかったです」

鳥取県 中原美由紀 副知事
「大盛り上がりで大成功だったと思います。これからもいろんなイベントを鳥取砂丘をはじめ鳥取の自然で仕掛けていきたいと思っています。多くの方に鳥取県を知っていただきたいと思っています」

心配された雨も参加者の熱気でどこへやら。

「鳥取砂丘ハロウィンパーティー」は大盛況で終わりましたが、まだしばらく県内各地で様々なイベントが行われます。