こうした県のきめ細やかな支援は、20年以上前から続く「多文化共生」の理念に基づいています。
国際交流推進員やコーディネーターの他、行政等との間に立ち橋渡し役を務めてもらう鳥取県多文化共生サポーター制度もあります。

さらに米子市では、その理念を推し進める独自の取り組みも行っています。
そのうちのひとつがYoutubeやSNSを使って外国人が地域の魅力を発信する「YONAGOOD」です。

米子市 秘書広報課 幸本課長
「YONAGOODは、米子市や米子市近郊にお住いの外国人のコミュニティの1つでして米子の魅力を外国人目線で発信をしていただく取り組みの1つです。外国人の方はパワフルで笑顔も素敵で、学ばせていただく事はよくありますね」

かつて支援される側だったガシェリさんも、今では公民館などでケニアの文化を紹介するほか、YONAGOOD一員として地域の魅力を発信する側に回っています。

ガシェリ・ミシロさん
「リフレッシュしたいときは気分変わる。特に天気がいい時はめっちゃいい。大山もあって海もあって 素敵です」

海と山の両方に恵まれた米子の自然が大好きだと話すガシェリさん。
改めてこのまちに住み続けたい理由を聞きました。

ガシェリ・ミシロさん
「行政のサポートありまして、あとは人の温かさと優しさそれもいっぱいあります。あとは自然なこといっぱいあってそれを本当に過ごしやすいです。それをいっぱい思ってます。」

鳥取県が選ばれる理由。
それは、豊かな自然や暮らしやすさに加え、長年にわたって育まれてきた地域社会の温かさと、行政のサポート体制。
そして外国からやって来た人たちにも私たちと同じく、地域の一員としての活躍が期待されていることが大きいのではないでしょうか。