JAしまねは、25日、コメを出荷する農家に支払う今年の前払い金、「概算金」を過去最高額とすることを発表しました。
去年に比べて約7割もの大幅アップです。

JAしまね 竹下克美 代表理事組合長
「今年は2万8400円をご提示させていただきます」
「過去の最高額だという認識をしている」

今年5月、JAしまねは今年度産の米概算金の最低保証額を31年ぶりに2万円台に引き上げる方針を示していましたが、25日の会見で最終的な金額を公表しました。

コシヒカリは2万8400円、きぬむすめは2万8000円、つや姫は2万9200円など、JAが扱う主要品種で前年を7割程度上回り、いずれも過去最高額だということです。

JAしまね 竹下克美 代表理事組合長
「将来にわたってコメ作りをやっていける再生産価格を目指したという点と、コメの安定供給という観点から、コメの集荷競争熾烈を極めておりますけども、伍して引けを取らない価格を目指したい」

一方で、竹下組合長は小売価格が5キロ4000円以上になることは確実として、消費者のコメ離れも懸念していると述べました。

大幅な概算金アップについて、まさに稲刈りの最中の島根県安来市のコメ農家は・・・