米子市の鳥取大学医学部附属病院が発行している広報誌が、病院広報の出来栄えなどを競うコンテストで見事、大賞を受賞しました。
鳥取大学医学部附属病院が2019年から年に3回のペースで発行している「カニジル」。
地域に愛されるように、また、医療についていかに知ってもらうかという意味を込め、「かにのだし汁」と「いかに知る」をかけて命名された広報誌です。
鳥取大学医学部附属病院 広報・企画戦略センター 藤原和典センター長
「鳥取大学病院のファンを増やしたい、さらに、院内のスタッフの皆さんにも知っていただいて、病院愛を醸成したいという思いで作っています」
このカニジルは、先月東京で開催された「国際モダンホスピタルショウ」の病院広報アワード2025で、広報担当部門の大賞を受賞しました。
このアワードは「持続可能な地域医療の実現を、広報の力で支援する」をコンセプトに実施されているもので、カニジルは全国163件の応募の中から見事大賞に選ばれたということです。
鳥取大学医学部附属病院 広報・企画戦略センター 宮田麗 副センター長
「病院をPRする広報誌ではなくて、病院で働く医療人にフォーカスして深堀りして、そのうえで正確な医療の情報を伝えるというところが、カニジルの売りだと思います」
鳥大医学部附属病院は、今後カニジルを通して大学病院だけでなく鳥取大学のことも地域の人に発信していきたいということです。